結論: SNSマーケティングやプレゼン資料ならCanva、UI/UXデザインやアプリ開発ならFigma
どちらも優れたツールだが、得意分野が明確に異なる。本記事では、料金、機能、ユースケースを比較し、あなたに最適なツールを判定する。
30秒で分かる比較表
| 項目 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| 月額料金 | 無料〜約2,200円 | 無料〜約2,900円 |
| 得意分野 | SNS画像、プレゼン、印刷物 | UI/UXデザイン、プロトタイプ |
| ターゲット | 非デザイナー、マーケター | プロデザイナー、開発者 |
| 学習コスト | 低(10分で開始可能) | 中(1時間〜) |
| テンプレート | 500万点以上 | コミュニティ依存 |
| 共同編集 | ○ | ◎(業界最高水準) |
| モバイル編集 | ◎(フル機能) | △(閲覧のみ) |
料金プラン比較
Canva
| プラン | 月額 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 25万テンプレート、5GB |
| Pro | 約2,200円 | 500万テンプレート、1億素材、背景除去 |
| Teams | 約1,500円/人 | ブランドキット、承認ワークフロー |
Canva Proは30日間無料体験可能。まずは無料プランで十分機能を試せる。
Figma
| プラン | 月額 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 3ファイルまで、2名共同編集 |
| Professional | 約2,900円 | 無制限ファイル、チームライブラリ |
| Organization | 約6,800円 | 組織管理、プライベートプラグイン |
Figmaは無料プランでも基本機能が使える。個人学習なら無料で十分。
コスト試算(1年間)
| 利用パターン | Canva Pro | Figma Pro |
|---|---|---|
| 個人利用 | 約26,400円 | 約34,800円 |
| 5人チーム | 約90,000円 | 約174,000円 |
Canvaの方がコストは低い。ただし、用途が異なるため単純比較は難しい。
機能比較
テンプレート・素材
| 項目 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| テンプレート数 | 500万点以上 | コミュニティ依存 |
| ストック素材 | 1億点以上(Pro) | プラグイン経由 |
| 即座に使える | ◎ | △ |
Canvaはテンプレートの宝庫である。SNS投稿、プレゼン、名刺、ポスターなど、あらゆる用途のテンプレートが揃っている。選んで編集するだけで、プロ品質のデザインが完成する。
FigmaはテンプレートよりもUIキットが中心。「Untitled UI」「Beyond UI」といった有料キット($100〜$500)を活用するのが一般的。
編集ツール
| 機能 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| ドラッグ&ドロップ | ◎ | ○ |
| ベクター編集 | △ | ◎ |
| Auto Layout | × | ◎ |
| コンポーネント | △ | ◎ |
| プロトタイプ | × | ◎ |
Canvaはドラッグ&ドロップで直感的に編集できる。デザイン知識がなくても、テンプレートを選んでテキストと画像を差し替えるだけで完成する。
Figmaはプロ向けの精密な編集が可能。Auto Layoutでレスポンシブデザインを実現し、コンポーネントでデザインシステムを構築できる。ただし、習得には時間がかかる。
AI機能(2026年時点)
両ツールともAI機能を急速に強化している。
Canva - Magic Studio
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Magic Media | テキストから画像/動画を生成 |
| Magic Design | プロンプトからレイアウト自動生成 |
| Magic Edit | AI画像編集(追加・置換・修正) |
| Magic Eraser | 不要なオブジェクト除去 |
| Dream Lab | Leonardo.Ai技術による高品質画像生成 |
Figma AI
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| Figma AI | レイヤー自動整理、テキスト生成・翻訳 |
| Figma Make | 自然言語からプロトタイプ生成 |
| AI画像編集 | オブジェクト削除、分離、画像拡張 |
CanvaはAI画像生成に強く、FigmaはUI設計のAI支援に注力している。
共同編集
| 機能 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| リアルタイム編集 | ○ | ◎ |
| カーソル追跡 | △ | ◎ |
| ブランチ機能 | × | ◎ |
| 開発者連携 | △ | ◎(Dev Mode) |
| バージョン履歴 | ○ | ◎ |
Figmaの共同編集は業界最高水準である。複数人が同時に編集しても遅延がなく、他のメンバーのカーソル位置がリアルタイムで表示される。
Canvaも共同編集は可能だが、Figmaほどスムーズではない。
モバイルアプリ
| 機能 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| 編集機能 | ◎(フル機能) | × |
| 閲覧機能 | ◎ | ◎ |
| コメント | ◎ | ◎ |
| カメラ連携 | ◎ | × |
Canvaはスマホでもフル編集が可能。撮影した写真を即座にデザインに組み込める。出先でSNS投稿を作成するのに最適。
Figmaのモバイルアプリは閲覧・コメント専用。編集はデスクトップでのみ可能。
書き出し形式
| 形式 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| PNG | ◎ | ◎ |
| JPG | ◎ | ◎ |
| SVG | ○(Pro以上) | ◎ |
| ◎(印刷対応) | ○ | |
| MP4 | ◎ | △(プラグイン) |
| PPTX | ◎ | × |
Canvaは動画・PowerPointへの書き出しに対応。FigmaはSVG書き出しが標準で可能。
ユースケース別おすすめ
Canvaが向いている用途
| 用途 | 理由 |
|---|---|
| SNSマーケティング | テンプレート豊富、スケジューラー内蔵、直接投稿可能 |
| プレゼンテーション | PowerPoint不要、豊富なテンプレート |
| 印刷物(チラシ・名刺) | 印刷向けPDF出力、テンプレート即活用 |
| 簡易動画編集 | Magic Video、テンプレート、モバイル対応 |
| 非デザイナーのデザイン | 学習コスト最小、10分で開始可能 |
Figmaが向いている用途
| 用途 | 理由 |
|---|---|
| Webサイト/アプリUI設計 | 業界標準、Auto Layout、レスポンシブ対応 |
| デザインシステム構築 | Variables、コンポーネント、チームライブラリ |
| プロトタイプ作成 | インタラクティブ、アニメーション |
| 開発チームとの連携 | Dev Mode、CSSコピー、ハンドオフ |
| ロゴ・アイコン作成 | ベクターネットワーク、高精度編集 |
選び方チャート
3つの質問で最適なツールを判定する。
Q1: 何を作りたい?
- SNS投稿、プレゼン、チラシ → Canva
- Webサイト/アプリのUI → Figma
- 両方 → Q2へ
Q2: デザイン経験は?
- 初心者(デザイン未経験) → Canva
- 中級者以上 → Figma
- 学びたい → Q3へ
Q3: チームで使う?
- 個人または少人数 → Canva(コスパ重視)
- 開発チームと連携 → Figma(Dev Mode必須)
両方使い分けるという選択肢
実は、CanvaとFigmaを併用するのが最も効率的な場合もある。
| 用途 | ツール |
|---|---|
| SNS投稿、プレゼン | Canva |
| UI設計、プロトタイプ | Figma |
| ロゴ・アイコン | Figma |
| 動画編集(簡易) | Canva |
両方とも無料プランがあるため、まずは両方試してみることをおすすめする。
まとめ
| 観点 | Canva | Figma |
|---|---|---|
| 強み | テンプレート、簡単操作、モバイル | UI設計、共同編集、開発連携 |
| 弱み | ベクター編集、プロトタイプ | 学習コスト、モバイル編集 |
| 向いている人 | マーケター、非デザイナー | UIデザイナー、開発者 |
| 無料プラン | 十分使える | 基本機能OK |
SNSマーケティングやプレゼン資料ならCanva、UI/UXデザインやアプリ開発ならFigma。
どちらも優れたツールであり、目的に応じて選ぶことが重要だ。両方とも無料で始められるので、まずは実際に触ってみることをおすすめする。
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