新生活に必要なのは「家電」だけじゃない
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ——新生活の準備というと大型家電が注目される。しかし実際に暮らし始めると、日々の快適さを左右するのは小さなガジェットとデジタルサービスだ。
本記事では、家電以外の視点から新生活を快適にするアイテムを紹介する。
ネットワーク環境
新生活の最優先事項は、安定したインターネット環境だ。
Wi-Fiルーター
| 製品 | 対応規格 | 向いている間取り | 目安価格 |
|---|---|---|---|
| TP-Link Archer AX55 | Wi-Fi 6 | 1K〜2LDK | 約8,000円 |
| バッファロー WXR-5700AX7P | Wi-Fi 6E | 2LDK〜3LDK | 約15,000円 |
| メッシュWi-Fi(Deco X50) | Wi-Fi 6 | 3LDK以上 | 約18,000円 |
一人暮らしのワンルームならWi-Fi 6対応のエントリーモデルで十分。複数部屋ある場合はメッシュWi-Fiが安定する。
モバイル回線
引越し直後はネット開通まで時間がかかる。楽天モバイルのテザリングがあると数日間の隙間を埋められる。楽天モバイルはデータ無制限(月額3,278円)で、引越し期間中の一時的なメイン回線としても使える。
デスク周りのガジェット
USB-Cハブ
ノートPC1台で仕事も趣味もこなすなら、USB-Cハブは必須。HDMI・USB-A・SDカードスロット・有線LANが1つにまとまったものが便利。
モニターライト
デスクの上にスペースを取らないモニター掛け式のライト。目の疲れを軽減し、ビデオ通話時の映りも改善する。BenQ ScreenBarが定番だが、Amazonで3,000円前後の代替品も十分な品質。
ケーブル整理
引越し後のケーブル地獄を防ぐために、ケーブルトレーとマジックテープ式バンドを最初に用意しておくと、後が楽。
スマートホーム入門
スマートプラグ
手持ちの家電をスマート化する最も安い方法。間接照明やサーキュレーターをスマートフォンからON/OFF。タイマー設定で「帰宅前にエアコンを起動」も可能。
- SwitchBot プラグミニ: 約1,500円
- TP-Link Tapo P105: 約1,200円
スマートスピーカー
Amazon Echo DotまたはGoogle Nest Mini。タイマー、天気確認、音楽再生が音声だけで完結する。料理中に手が汚れていても操作できるのが最大の利点。
スマートロック
鍵の締め忘れ不安を解消。SwitchBot ロックは工事不要で取り付けでき、オートロック・遠隔開錠に対応。
おすすめサブスクリプション
新生活で本当に使えるサブスクを優先度順に紹介。
Tier 1: ほぼ必須
| サービス | 月額 | 理由 |
|---|---|---|
| Amazon Prime | 600円 | 送料無料 + Prime Video + Music + 読み放題 |
| クラウドストレージ(iCloud/Google One) | 130〜250円 | 写真・書類のバックアップ |
| パスワードマネージャー(1Password/Bitwarden) | 0〜400円 | セキュリティの基盤 |
Tier 2: 生活が快適になる
| サービス | 月額 | 理由 |
|---|---|---|
| Kindle Unlimited | 980円 | 雑誌・実用書が読み放題 |
| Spotify / Apple Music | 980〜1,080円 | BGMで生活の質が上がる |
| 楽天モバイル | 1,078〜3,278円 | コスパ最強のモバイル回線 |
Tier 3: あると便利
| サービス | 月額 | 理由 |
|---|---|---|
| Netflix / Disney+ | 790〜1,490円 | 休日のエンタメ |
| ChatGPT Plus | $20 | 仕事・学習の効率化 |
| Notion | 0〜$10 | 個人の情報管理 |
ポイント: 最初からすべて契約しない。1ヶ月ずつ試して、使わなかったものは解約する。サブスクの棚卸しは3ヶ月に1回が目安。
デジタルツール
引越し直後にやること(チェックリスト)
- Wi-Fiルーター設置・ISP開通確認
- スマートフォンの住所変更(各種アプリ)
- Amazon配送先住所の更新
- 銀行・クレカの住所変更
- マイナンバーカードの住所更新(転入届と同時)
- 各種サブスクの請求情報更新
おすすめアプリ
| 用途 | アプリ | 理由 |
|---|---|---|
| 家計管理 | マネーフォワードME | 銀行・クレカを自動連携 |
| タスク管理 | Todoist | シンプルで継続しやすい |
| 間取り計画 | magicplan | カメラで部屋を測定、家具配置をシミュレーション |
| ゴミ出し | 自治体アプリ | ゴミの日を通知してくれる |
予算の目安
| カテゴリ | 必須 | あると便利 |
|---|---|---|
| Wi-Fiルーター | 8,000円 | — |
| USB-Cハブ | 3,000円 | — |
| モニターライト | — | 5,000円 |
| スマートプラグ×2 | — | 3,000円 |
| スマートスピーカー | — | 5,000円 |
| ケーブル整理 | 1,500円 | — |
| 合計 | 12,500円 | +13,000円 |
必須アイテムだけなら約12,500円。スマートホーム系は余裕ができてから追加すればよい。
まとめ
新生活の準備は大型家電に目が行きがちだが、日々の暮らしの快適さを決めるのは小さなガジェットとデジタルの仕組みだ。
優先順位は:
- ネット環境(Wi-Fiルーター + モバイル回線)
- セキュリティ(パスワードマネージャー + クラウドバックアップ)
- デスク環境(USB-Cハブ + ケーブル整理)
- スマートホーム(スマートプラグ → スピーカー → ロック)
全部を一度に揃える必要はない。まずネットとセキュリティを固めて、1ヶ月ごとに「あったら便利」を追加していくのが、最もストレスのない始め方だ。