Claude Codeは、Anthropicが提供するCLIベースのAI開発支援ツール。ターミナルから直接Claudeと対話し、コードの生成・編集・実行・デバッグを行える。
2024年の登場以来、急速に進化を続け、2026年現在では最も強力なAIコーディングアシスタントのひとつとなった。
本記事では、インストールから実践的な活用方法まで、Claude Codeの全てを解説する。
結論: Claude Codeは「AIとペアプログラミング」の理想形。CLAUDE.mdで指示を与え、ターミナルから対話するだけで、複雑な開発タスクを効率的にこなせる。
Claude Codeとは
特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 | Anthropic |
| 形態 | CLIツール(npm) |
| モデル | Claude 3.5 Sonnet / Claude 3 Opus |
| 対象OS | macOS, Linux, Windows(WSL) |
| 料金 | API従量課金 |
何ができる?
- コード生成: 自然言語からコードを生成
- ファイル編集: 既存コードの修正・リファクタリング
- コマンド実行: ビルド、テスト、デプロイの自動化
- デバッグ: エラー解析と修正提案
- 質問応答: コードベースに関する質問に回答
Cursorとの違い
| 項目 | Claude Code | Cursor |
|---|---|---|
| 形態 | CLI | IDE(VSCode fork) |
| 操作 | ターミナル | GUI |
| 自動実行 | ◎ | △ |
| カスタマイズ | ◎(CLAUDE.md) | ○ |
| 料金 | API従量課金 | 月額$20 |
CLIに慣れている人にはClaude Code、GUIを好む人にはCursorが向いている。
インストール
前提条件
- Node.js 18以上
- npm または pnpm
- Anthropic APIキー
インストールコマンド
# npmでグローバルインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
# または pnpm
pnpm add -g @anthropic-ai/claude-code
APIキーの設定
# 環境変数で設定(推奨)
export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-xxxxx"
# または初回起動時に入力
claude
# → APIキーの入力を求められる
動作確認
claude --version
# claude-code v1.x.x
claude --help
# 使用可能なコマンド一覧
基本的な使い方
対話モードの開始
# プロジェクトディレクトリで起動
cd my-project
claude
# 対話開始
You: このプロジェクトの構造を説明して
Claude: このプロジェクトは...
シングルショットモード
# 1回だけ質問して終了
claude "package.jsonの依存関係を一覧表示して"
# ファイルを指定
claude "src/index.tsのエラーを修正して"
コマンドの例
| 入力 | 動作 |
|---|---|
このファイルを説明して | コードの解説 |
テストを書いて | テストコード生成 |
TypeScriptに変換して | JS→TS変換 |
パフォーマンスを改善して | 最適化提案 |
git commitして | コミットメッセージ生成&実行 |
CLAUDE.mdの書き方
CLAUDE.mdは、プロジェクト固有の指示をClaudeに伝えるファイル。プロジェクトルートに配置する。
基本構造
# プロジェクト名
## 概要
このプロジェクトは〇〇を行うWebアプリケーションです。
## 技術スタック
- Frontend: React + TypeScript
- Backend: Node.js + Express
- Database: PostgreSQL
## コーディング規約
- 関数は小さく、単一責任で
- 型は厳密に定義
- コメントは英語で
## 禁止事項
- any型の使用禁止
- console.logのコミット禁止
- 環境変数のハードコード禁止
## よく使うコマンド
- `pnpm dev`: 開発サーバー起動
- `pnpm test`: テスト実行
- `pnpm build`: ビルド
効果的なCLAUDE.mdのコツ
- 具体的に書く: 「きれいなコードを書いて」ではなく「ESLintのルールに従って」
- 禁止事項を明記: やってほしくないことを明確に
- コマンドを列挙: ビルド・テスト・デプロイコマンド
- ディレクトリ構造: 重要なフォルダの役割を説明
設定ファイル
~/.claude/settings.json
ユーザー全体の設定。
{
"model": "claude-3-5-sonnet",
"maxTokens": 8192,
"theme": "dark",
"autoApprove": false,
"gitSafetyProtocol": true
}
.claude/settings.local.json
プロジェクト固有の設定。
{
"model": "claude-3-opus",
"permissions": {
"allow": [
"Bash(npm*)",
"Bash(pnpm*)",
"Edit(*)",
"Write(*)"
]
}
}
便利なコマンド・機能
スラッシュコマンド
対話中に使えるショートカット。
| コマンド | 機能 |
|---|---|
/help | ヘルプ表示 |
/clear | 会話履歴クリア |
/compact | コンテキスト圧縮 |
/model | モデル切り替え |
/cost | 現在のコスト表示 |
MCPサーバー連携
外部ツールと連携するMCP(Model Context Protocol)。
# MCPサーバー一覧
claude mcp list
# GitHubサーバー追加
claude mcp add github
Hooks
特定のイベントで自動実行されるスクリプト。
// .claude/settings.local.json
{
"hooks": {
"postEdit": ["prettier --write"],
"preCommit": ["pnpm lint"]
}
}
実践的な活用例
例1: 新機能の実装
You: ユーザー認証機能を追加して。JWTを使用し、
ログイン/ログアウト/トークン更新を実装して。
Claude: 了解しました。まず認証に必要なパッケージを
インストールします...
[ファイル作成・編集を実行]
例2: バグ修正
You: npm run devでエラーが出る。修正して。
Claude: エラーログを確認します...
[bashでログ確認]
問題はsrc/utils/api.tsの42行目です。
修正します...
[ファイル編集]
例3: リファクタリング
You: src/components/以下のコンポーネントを
関心の分離に従ってリファクタリングして。
Claude: 現在の構造を分析します...
[ファイル読み取り]
以下の方針でリファクタリングを提案します...
例4: ドキュメント生成
You: このプロジェクトのREADMEを作成して。
インストール方法と使い方を含めて。
Claude: プロジェクト構造を確認します...
[READMEを生成]
料金の目安
Claude CodeはAPI従量課金。
モデル別料金(1M tokens)
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Claude 3.5 Sonnet | $3 | $15 |
| Claude 3 Opus | $15 | $75 |
利用例
| 作業 | トークン数(目安) | 費用(Sonnet) |
|---|---|---|
| 1時間のコーディング | 50K〜100K | $0.5〜$1 |
| 中規模リファクタリング | 200K〜500K | $2〜$5 |
| 1日の開発作業 | 500K〜1M | $5〜$10 |
月間$50〜$100程度で、かなり活用できる。
Tips & トラブルシューティング
効率的に使うコツ
- CLAUDE.mdを充実させる: 事前情報が多いほど精度向上
- 小さく頼む: 大きなタスクは分割して依頼
- フィードバックを与える: 「この方向で進めて」「やり直して」
- /compactを活用: 長い対話はコンテキストを圧縮
よくある問題
Q: ファイルを編集してくれない
A: .claude/settings.local.jsonで権限を確認
"permissions": { "allow": ["Edit(*)", "Write(*)"] }
Q: トークン消費が激しい
A: - 不要なファイルを.gitignoreに
- /compactで圧縮
- Sonnetを使用(Opusは高額)
Q: 間違った変更をされた
A: gitで即座にrevert
"git checkout -- ファイル名"
まとめ
Claude Codeは、ターミナルから使える最強のAIコーディングアシスタント。
こんな人におすすめ:
- CLIに慣れている開発者
- コード生成・リファクタリングを効率化したい人
- Cursorの月額課金を避けたい人
- 自動化を極めたい人
始め方:
npm install -g @anthropic-ai/claude-code- APIキーを設定
- プロジェクトでCLAUDE.mdを作成
claudeで対話開始
一度使い始めると、元の開発スタイルには戻れなくなる。まずは小さなプロジェクトで試してみよう。
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